はじめまして、酒井俊行です。一人ひとりに寄り添った丁寧な施術を心掛けています。鍼灸・あん摩マッサージ指圧師の資格を取る前は、重い障がいをもつ利用者さんが生活する施設で介護職員として働いていました。京都の長岡京の鍼灸治療院で学んだ後、栗東市を拠点に訪問しています。東洋医学の道を目指すきっかけの一つは、病を抱えた母の存在でした。がんの中でもたちの悪い卵巣がんであった母は、入退院を繰り返しました。ある時、病室で何の気なしに母の足の裏を指で押していると「眠たなるわー」と穏やかな表情で話してくれました。母が他界し5年になろうとしますが、あの時の優しい表情が今も鮮明で、少しでも痛みを自分の手で和らげることができるのではないか、と自分の根本となっています。
あの時の指押しが、科学的にも研究されていて、人体をひもといてみたときに意味のあるものだったのだと今では確信を持つことができました。
東洋医学の考えでは、何か一つの症状があるとそれが身体全体にどう影響を及ぼすか、という視点を大事にします。それは、逆に言えば一つの症状が良くなれば、身体全体も良い影響を受けていることになります。少しでも少しでも何かの力になれるよう全力でサポートしたいと思います。