東洋医学では、血の流れが滞った状態のことを“瘀血”と言います。
原因には様々ありますが、精神的ストレス、冷え、更年期障害、月経血の停滞、打撲による内出血、高熱等による溶血、遺伝体質、などが挙げられます。
瘀血は、繰り返し起こる慢性的な症状や頑固な痛みなどの根本の原因になっていることが多いです。
では、どのように瘀血の状態であるかを判断していくかといいますと、まずは問診でお話しを伺い、顔色や皮膚の様子、脈やお腹、ツボをみさせていただきます。
瘀血の判断の際に重要になってくるのがお腹になります。下腹部には様々な血管が入り混じっていて、解剖学的に複雑な血管網が形成されています。その入り混じっている部分にもツボがあり、そこを押すと硬さや抵抗感、圧痛や違和感があれば瘀血の判断材料として考えます。そして、瘀血の改善に有効なツボに鍼施術をしていきます。
瘀血は、繰り返す慢性症状に関係していることが多いです。腰痛や原因が分からない痛みなどが続いているという方は、一度お問い合わせください。