当院では、治療の前に必ず脈を診て身体の状態を判断する「脈診」を行います。
脈は、常に動いているのでその時のリアルタイムの様子を知ることができ、身体の状態がよく現れています。
例えば、日常に生活の中でも階段を上ったときや緊張したときなどは脈が早くなります。その瞬間の身体の状態をキャッチして変化しています。
そうやって脈がどのような打ち方をしているかで、種類ごとに分けてまとめられ昔から鍼灸治療に使われてきました。
例を挙げますと、脈拍が1分間に80~90回を数える速い脈の「数脈(さくみゃく)」や1分間に60回以下の「遅脈(遅脈)」、脈が尖っているように指に触れる「緊脈(きんみゃく)」、糸のように細い脈の「細脈(さいみゃく)」など28種類あります。
「数脈(さくみゃく)」は、疼痛や炎症・交感神経の緊張などで現われ、「緊脈(きんみゃく)」は、疼痛や自律神経の乱れを現し、「細脈(さいみゃく)」は血流障害や冷え性などが考えられます。
自律神経の乱れでは、「数脈(さくみゃく)」や「緊脈(きんみゃく)」が現れやすいです。施術では、途中や施術後に脈を診ることで身体に変化が起きているかを確認していきます。
原因不明の症状に対しても、脈をはじめとした身体の情報をもとにして施術を行っていきますので、東洋医学のアプローチを加えることができます。
自律神経失調症や原因不明の症状が続いている方は、お気軽にお問い合わせください。