こんにちは、健康心理アドバイザーの酒井悠次です。
今回は、私のお気に入りのノート術であるマインドマップについてご紹介します。
マインドマップとは、イギリスの作家、教育者であるトニー・ブザン氏が考案した情報を整理したり、新しい発想やアイデア、気づきを生みだすために役立つ思考ツールです。
たとえば、次の図を見てください。
これは大学時代、私がマインドマップを活用して自己分析をしたものです。
このような図は一度はご覧になったり、実際にマインドマップを試した方もいるかも知れませんね。
マインドマップは、イギリスのみならず日本、アメリカ、世界各国に普及され、仕事や勉強、プレゼン資料、計画書、企画書と幅広く使えることから多くのマインドマップユーザーに親しまれています。
マインドマップを活用することで、
- 頭の中の思考、情報の整理
- 記憶力アップ
- アイデア発想
- 問題発見、解決のヒント
- 自己理解、自己肯定感アップ
- イメージ、イラスト力アップ
etc…といったことに役立ちます。
私自身、マインドマップのおかげで頭の中のモヤモヤを上手く整理できたり、良いアイデアが思い浮かんだりしています。
では、どうしてマインドマップにはそのような効果があるのでしょうか。
それは、マインドマップは人間の脳の特性に合わせた思考ツールだからです。マインドマップの図を見れば分かるように、どこか脳をイメージしませんか。
マインドマップでは真ん中にメインテーマがあり、そこからブランチと呼ばれる枝を放射線のようにどんどん広げていきます。
そうすることで、脳の神経細胞であるシナプスが刺激され思考整理、記憶力、創造力のアップに役立つというわけです。
それではここで、私の好きなマインドマップの使い方をご紹介します。
それはメンタルヘルス、ストレスマネジメントに使うやり方です。
マインドマップはストレス対策にも有効です。
というのも、マインドマップを行うことで自分がストレスに感じているもの、悩みや不安、問題を一度、紙に吐き出し、気持ちを軽くさせることができます。
そして、それに対しての解決策を導き出し、アクションプランも作れます。
また、それらを高い視点から見れる、俯瞰(ふかん)した力、客観的な視点も養えるのもマインドマップの大きな利点です。
ですので、私はストレス対策にマインドマップを使うようにしています。
マインドマップの開発者であるトニーブザン氏も、
「ストレスの多い状況に置かれたときにはマインドマップが理想的な安定剤となって、マイナス思考や悪い展開を食い止めてくれる。」
「ストレスの原因になっていることをすべてマインドマップに描き出すと、じっくり考えて問題の本質を見極められる。次に、行動計画のマインドマップを作成して人生を前向きに生きるための行動を起こせる」と述べています。
なので、もしストレスを感じている場合、ちょっと頭がモヤモヤする、イライラしている時にはマインドマップをおすすめします。
マインドマップのやり方については、多くの書籍やネットで詳しく説明されているので割愛しますが、やはり開発者であるトニー・ブザン氏の書籍がおすすめですね。
ポイントとしては、大きな紙の上で思考を自由に展開させること。できるだけ多くの色を使うのも良いかと思います。
いずれにしてもマインドマップは、楽しみながら脳を刺激することでその効果を発揮します。あまり堅苦しく考えず、思いつくまま自由に試してください。
参考文献
『仕事に役立つマインドマップ―眠っている脳が目覚めるレッスン』トニー・ブザン著、神田昌典監修、近田 美季子訳(ダイヤモンド社)