こんにちは、健康心理アドバイザーの酒井悠次です。
つい数日前になりますが、自宅の排水管が損傷してしまう問題が起こりました。どうやら長年の老朽化が原因のようで交換する必要があるようです。今、水道屋さんに見積もりを出してもらっているのですが、どれぐらいの金額になるかおっかなびっくりです。
さて、今回の問題が起きたことで私が大学に通っていた頃にある教授から教わった言葉を思い出しました。
それは問題やトラブルが起きた時、何か物を考える時には「イラストや図で考えると良いよ」という言葉です。というのも複雑な問題でもイラストや図にすることで理解力がグッと上がるためだそうです。確かに、前述した排水管の損傷でも次のようなイラストで考えた方が分かりやすいですよね。
面白いもので文字だけでは理解できなかったことも、イラストや図、動画といった視覚化したビジュアルで表現されたものを見ることで分かりやすくなります。
レポートや報告書、プレゼンテーションでも文章だけのものより、イラストや図がある方が理解しやすいですよね。
また仕事やスポーツでも言葉や文章だけで教わるより、お手本となる人の動作を実際に見ることで理解力、習得する早さは変わるでしょう。
ですので、ビジュアルで物を考えることは理解力を深める、問題解決や技術習得の手助けになります。
では、どうすればビジュアル思考ができるようになるのか。私がよくしているビジュアル思考を鍛える簡単なトレーニング法をご紹介します。大きく分けて3つのステップになります。
ステップ①お手本を見つける。
ステップ①はお手本を見つけることです。あなたが抱えている問題、やりたいこと、達成したいことの参考となるお手本を見つけてください。
その際、お手本となるものは、イラストや図、動画といったビジュアル化されたお手本を見つけてください。
私がよく行うのはGoogle検索で画像を検索したり、ユーチューブ動画でお手本となるものを探しています。
今はネットで検索すれば、どんなジャンルでも表や図、イラスト、動画といった視覚化、ビジュアルで表現されたものが出てきます。そのなかで、ピンと来るお手本を見つけてください。
②お手本を真似する。
ステップ②は、ステップ①で見つけたお手本を真似するです。習うより慣れろではないですが、実際にお手本を真似することで身体や五感が自然にお手本を覚えてくれます。
自転車や車の運転、スポーツや料理でも自分の手や足、身体を使って覚えますよね。それと同様にお手本を何度も繰り返し真似することでビジュアル思考の役に立つようになります。
③頭の中で自然に描けるようになるまで繰り返す。
ステップ②を繰り返すことで、頭の中でイメージ、ビジュアル化がしやすくなります。たとえば、カレーライスを作ってくださいと言われたら何となく頭の中で具材を包丁で切っていたり、煮込んでいる姿を描けるかと思います。
余談ですが、私の大好きなプロ野球選手で西武ライオンズのおかわり君こと中村剛也選手がいます。
中村選手は通算本塁打が現役最多の471本を打っているスラッガーです。そんな中村選手は素振りをする際は、相手投手がボールを投げているイメージをしながらバットを振っているのだそうです。
中村選手とまではいかなくても、ある程度、訓練することでイメージ化、ビジュアル化は頭の中で描けるようになります。ぜひ遊び感覚で①~③ステップを試してください。
以上がビジュアル思考を鍛えるトレーニング法となります。ビジュアル思考は理解力、問題解決、アイデアの発想やモチベーションUPなどの助けになります。ぜひともビジュアル思考を有効活用してみてください。
参考文献
『BIG tomorrowビッグ・トゥモロウ-第32巻第12号』8-9頁 2012年6月1日 青春出版社