パーマの持ちが悪いくおん堂のくぅです。
前回に引き続き、今回も僕のメモ癖について触れてみようと思います。
お釈迦様が最初に説いたとされる八正道には正見という教えがあります。
「物事をありのまま正しく見よ」という恐らく僕が思うに世界一シンプルな教義です。
そして、自分も物事の一つとするなら、それはすなわち「自分をありのまま正しく見よ」という意味になります。
自分をありのままに正しく見る(=ありのままの自分を見つめ直す)には勇気がいります。
人間の本質として、プライドや世間体といった承認欲求に反応して、悩みや不安を打ち明けられないからです。
アナと雪の女王で「ありのままの~」という歌詞が印象的な主題歌が大ヒットしました。
自分のコンプレックスを受け入れ、それを歌い上げながら決意表明したヒロインのエルサはある意味正見をやってのけたと言えます。
エルサのように声に出すのは無理でも、まずは悩みや不安を書いてみましょう。
例えば、僕は悩みをメモし、解決策を箇条書きにします。
眠れない(寝過ぎ)
・運動(ウォーキング、筋トレ)
・就寝時間を決める(24時には就寝する)
・睡眠時間を確保する(最低7時間を目標にする)
解決策はネットや本から広く得た知識を興味のままピックアップしています。
試行錯誤しながら、自分に合う解決策は残し、合わないものは消してブラッシュアップしていきます。
悩みをメモし、オリジナルの解決策を練って実践するというルーティンを日常に組み込みマニュアル化する、あるいは心の拠り所として聖典化する。
ここで重要なのは、頭の中だけで考えたり悩んだりするだけではなく、実際に悩みをメモり、見える化する事です。
そして、解決策の精度は深く考えない方が良いと思っています。仮に人見知りでも、自分の書いたメモを医師や友人に見せれば添削してくれるはずです。
他力本願の僕が言うと説得力が無いかもしれませんが、購入した製品に説明書があるのと無いのでは大違いです。
悩みや不安はメモるだけでも、かなり気分がクリアになるので、ぜひ試してみて下さい。
院長の息子作