こんにちは、健康心理アドバイザーの酒井悠次です。
皆さんは、メモについてどんなイメージを持っていますか。また普段からメモを取る習慣はお持ちでしょうか。
メモといえば、主に仕事の要件や買い物リスト、用事などを忘れないようにするためメモ用紙に書き込んでいる人が多いかと思います。
もちろんその使い方も有効ですよね。
私自身、物覚えが悪い方なのでメモに書いておかないとすぐに忘れてしまう。
ただ、メモは忘れるのを防ぐだけでなく、更に大きな力があります。
メモを活用することで問題解決の糸口を見つける、アイデアや気づきを生み出したり、自己分析や目標達成にも役立つ武器となります。
先日、起業家の前田裕二さんの著書、『メモの魔力–The Magic of Memos– 』を読んでいました。
前田さんはメモを使い、自身の人生を好転させることができたと言います。メモをとることで、自分のことを深く知れたり、起業アイデアの発見、夢を叶えることができたりとメモが持つ力、その効果を伝えています。
そんな前田さんはメモは「人生のコンパス」となるツールであり、「魔法の杖」と表していますが、私自身も大袈裟ではなくメモにはそんな力があると思っています。
というのも、私もノートや手帳に何気なく書いていたメモが気づいたら叶っていた経験が少なからずあるからです。
やりたいこと、目標、アイデア発見、解決したい問題といったことを書き込み、暫くしてそのメモを振り返ると「あれ、これ叶っているな。」とびっくりすることがあります。
もちろん、書いたからといって必ず実現するとは言えません。ですが、私の実感からいってもメモをとることは着実にその願いを叶える第一歩になると思っています。
それはどうしてかと言うと、メモをとることで、その書いた内容に意識の方向を合わせることができるからです。
そうすることで必要な情報が自然に目に入るようになります。車のカーナビに目的地を設定すれば必要な道順を教えてくれるように、メモに書いた内容が自然と意識するようになるはずです。
書き方としては、相性もあるので自分にとってベストな書き方を見つけてください。参考までに私がポイントとしているのは次の3点です。
(1)テーマ設定、解決したい問題。
(2)閃いた答え、気づき、アイデア。
(3)TODOリストにする。
たとえば、こんな具合です。
大切なのは問いを立て、その問いから閃いたことを書き留めること。また、行動に移しやすいようにTODOリストにまとめることです。そうすることで着実に意識が向きやすくなります。
そして時間を空けて書いたメモを確認してください。気がついたら書いたことが達成している。そんな瞬間が訪れるかもしれませんよ。ぜひ一度、試してください。
参考文献
『メモの魔力–The Magic of Memos– 』(前田裕著、幻冬舎)